モバイル入札単価調整率モバイル入札単価調整は、GoogleとYahoo Japanの両方に対し、キャンペーンまたはグループ、あるいはその両方のレベルで設定できます。
GoogleエンハンストキャンペーンおよびYahoo Japanユニファイドキャンペーン用のキャンペーンレベルの推奨モバイル入札単価調整率は、以下の簡単な手順に従って、アカウントレベルで設定できます。
これらの設定は、クライアントアカウント全体のすべてのGoogleエンハンストキャンペーンとすべてのYahoo Japanユニファイドキャンペーンに適用されます。
さらに操作性を良くするために、ユーザーはグループレベルのモバイル入札単価調整の提案もオプトインできます。グループをフォルダーレベルでプラットフォームの提案に含めるには、以下の手順で操作します。
これらの設定は、選択したフォルダー内のすべてのGoogleおよびYahoo! Japan広告グループに適用されます。
フォルダーの一括編集を使用すると、1つまたは複数のフォルダーに対してモバイル入札単価調整率の計算を一括してオフ、プレビュー、またはトラフィックに設定できます。
個別編集、マルチ編集、または一括編集で、特定のGoogleキャンペーンまたはGoogleグループのモバイル入札単価調整率を増加または減少させることができます。
モバイル入札単価調整率を設定する必要があるキャンペーンまたはグループが少数の場合は、設定で希望のパーセンテージを入力することで1つずつ編集することができます。
1. フォルダーレベルの推奨モバイル入札単価調整率は、キャンペーンレベルの提案と無関係です。
つまり、アカウントレベルでトラフィックに設定しても、アカウント内のすべてのGoogleおよびYahoo Japanキャンペーンに対して提案が計算され、送信されます。アカウントレベルでプレビューに設定すると、計算はされますが、パブリッシャーには送信されません。この動作はフォルダーレベルの設定に関係ありません。
ここで重要なのは、クライアントレベルの設定はキャンペーンレベルの推奨設定(GoogleおよびYahoo Japan用)のみを制御するために使用されることです。フォルダーレベルの設定はフォルダー内の広告グループに適用されます。これらの2つの制御機能はお互いに完全に独立して動作し、異なるフィールド(キャンペーンレベルの設定とグループレベルの設定)に影響します。
2. 現在、モバイル入札単価調整率に履歴データは使用できません。
以下、この機能に関する一般的な質問とその回答をいくつか挙げます。
「オフ」を選択すると、モバイル入札単価調整は計算されません。
「プレビュー」を選択すると、モバイル入札単価調整率が計算され、キャンペーンとグループの設定ページ、エンハンストキャンペーンのレポートグリッド、およびキーワード入札の詳細ページに表示されます。
「トラフィック」を選択すると、毎日、モバイル入札単価調整率が計算され表示された後、パブリッシャーに送信されます。
「管理」>「最適化」タブの設定は、すべてのGoogleおよびYahoo Japanキャンペーンに対するキャンペーンレベルのモバイル入札単価調整率の計算を制御するのに使用します。 フォルダーレベルの設定は、そのフォルダー内のすべてのGoogleおよびYahoo Japan広告グループに適用されます。
クライアントレベルのキャンペーンの推奨設定の場合は、クリックスルー率(CTR)、コンバージョン率、または1クリックあたりの収益に基づいてモバイル入札単価調整率が計算されるように指定できます。フォルダーレベルのグループの推奨設定の場合、推奨モバイル入札単価調整率を決定するのに使用されるメトリックは、フォルダーの収益モデルに基づいて自動的に設定され、クリックスルー率、コンバージョン率、または1クリックあたりの売上総利益のいずれかになります。
プラットフォームの自動入札を使用している場合は、フォルダー内でグループレベルの推奨モバイル入札単価調整率を設定することをお勧めします。これにより、推奨モバイル入札単価調整率が確実に入札目標に揃い、グループレベルのデータを使用してより多くのターゲット提案を提供できるようになります。さらに、キャンペーン間で異なる目標がある場合(たとえば、クリック数を増やすためのブランドキャンペーンと、収益を増やすためのパフォーマンスキャンペーンがある場合)には、これらのキャンペーンを個別にフォルダーにまとめ、各フォルダーに適切なKPIを使って推奨モバイル入札単価調整率を設定するようにします。
また、予備として、十分なデータのないグループがキャンペーンレベルの推奨入札単価調整率を利用できるように、キャンペーンレベルの推奨を有効にしておくこともお勧めします。
はい、機能します。クライアントレベルの設定が有効になっている場合は、十分なデータがあるクライアントアカウント内のすべてのGoogleエンハンストキャンペーンとすべてのYahoo! Japanユニファイドキャンペーンに対して、キャンペーンレベルおよびグループレベルの推奨モバイル入札単価調整率が計算されます。
クリック数を最大限まで増やすことが目標の場合は、CTRの使用をお勧めします。
売上総利益または利益を最大限まで増やすことが目標の場合は、1クリックあたりの収益の使用をお勧めします。
コンバージョンを最大限まで増やすことが目標の場合は、コンバージョン率の使用をお勧めします。
注記:モバイル入札単価調整率の計算にメトリックとして1クリックあたりの収益またはコンバージョン率を使用すると、モバイルトラフィックのコンバージョン率または1クリックあたりの収益が低くなった場合に、モバイルトラフィックが減少することがあります。 この設定を有効にする前にデバイスのパフォーマンスデータを見直してください。
フォルダーレベルの推奨モバイル入札単価調整率のKPIは、フォルダーの最大化の目標に基づいて自動的に設定されます。
最大化の目標:モバイル入札単価調整率KPI
クリック数:クリックスルー率
コンバージョン数:コンバージョン率
粗利/利益:クリックあたりの粗利
この設定が有効になっている場合、入札は3段階のプロセスになります。最初の段階は、入札機能が有効になっていれば発生します。2番目と3番目の段階は、モバイル入札単価調整率の計算が有効になっており、キャンペーンに十分なデータがある場合に限り発生します。
クライアントレベルの提案が有効になっている場合は、十分なデータがある各キャンペーンに対し、モバイル入札単価調整率とデスクトップ単価調整率が計算されます。 同様に、あるフォルダーが推奨モバイル入札単価調整率に含まれている場合、推奨入札単価調整率はそのフォルダー(フォルダーに十分なデータがある場合)内の各グループに対して計算されます。
グループのモバイル入札単価調整率が計算された場合、そのグループはキャンペーンレベルのモバイル入札単価調整とデスクトップ単価調整率を無視します。MBARを有効にしているフォルダー内のグループに十分なデータがない場合、モバイル入札単価調整率およびデスクトップ単価調整率の計算には、データが不足しているフォルダー内のすべてのグループの平均が使用されます。
信頼度を80%〜99%の間で設定できます。モバイル入札単価調整率は、モバイルとデスクトップのパフォーマンスが異なり、統計的な信頼性がユーザー指定の信頼度以上であるキャンペーンまたはグループに対してのみ計算されます。信頼度は、「最適化」タブ(キャンペーンレベル)またはフォルダー設定ページ(グループレベル)にある「モバイル入札単価調整率の計算設定」で設定できます。
ユーザーは、アルゴリズムが計算に使用するデータの期間を過去14日、30日、60日の中から選択できます。一般に、日数が短いほどデータの統計的な信頼性が低くなります。これは「最適化」サブタブの「モバイル入札単価調整率」でも設定できます。
フォルダー入札単価のキャップおよびダンプニングの設定はは適用されません。末尾の日付を除外する機能はフォルダーレベルの設定に対してのみ適用されます。
あります。推奨キャンペーンモバイル入札単価調整率の除外機能を使用してください。詳細については、「推奨キャンペーンモバイル入札単価調整率の除外に関するガイド」を参照してください。
以下の図は、架空のキャンペーンでモバイル入札単価調整率がどのように機能するかを示しています。