メッセージブースターは、円滑なコミュニティー管理(CM)プロセスおよび有料メディアコンテンツのプロモーションを目的とした専用のソーシャルメディア管理ツールです。
主な特徴
- 簡潔なインターフェイス
- コミュニティーエンゲージメントのデータとインサイト
- 複数のページ/アカウントを単一のインターフェイスで管理
- 予算キャップおよびその他のセキュリティー保護*
- 事前プログラミングでオーディエンスを管理
- 自動化されたコンテンツプロモーション(「自動ブースト」)規則*
以下のニーズに応えます。
- CMタスク(広告主および/またはエージェンシー)を外面化する
- 複数のアクセスレベル(CM、ユーザー、管理者)を管理する
- 外部で管理するメディア予算に何重ものセキュリティーを追加する
- 非専門家および一般的な小規模予算(SMB)に向けたメディアバイイング
- エンゲージメント統計に基づいてコンテンツプロモーションを自動化する
- 平均エンゲージメントパフォーマンスを向上する
注記:これらの機能は現在Facebookで利用可能で、まもなくTwitterでも利用可能になる予定です。
有効化と設定
メッセージブースターはMarin SocialプラットフォームにリンクされているすべてのFacebookまたはTwitterアカウントに対して有効にできます。(以下を参照してください: Facebookアカウントをプラットフォームに リンクする方法)。
広告主/メディアプランの作成
アカウントがリンクされたら以下を実行します。
- 広告主を作成します(「広告主の作成」参照)。クライアントまたはブランド固有の名前を使用することをお勧めします。
- その後、すべてのメッセージブースターキャンペーンを含める専用のメディアプランを作成します(以下を参照してください: メディアプランの作成)。
- メディアプランを作成する際に予算キャップを有効にできます(次のセクション「キャップと制限」を参照してください)。
注記:メディアプランに対して適切な目標を選択することが大切です。 ブランディング目標のある従来のCMキャンペーンに対しては、通常「投稿でのアクション実行」が適切な目標です。
キャップ、制限、デフォルト入札単価
- 予算キャップは、「詳細構成」>「メッセージブースター」セクションにあるメディアプラン作成フォームの下部で設定できます。
- 「メッセージブースター」タブをクリックして展開します。
- 次に、「キャップ」を有効にし、メッセージごと、月ごと、全体のいずれかを選択します。
注記:予算キャップはUIで「コミュニティーマネージャー」と定義されているユーザーにのみ適用されます(「ユーザーアクセス権の作成」を参照してください)。 選択されたキャップは各ページに適用されるか、個別に扱われます。
- メッセージごとのキャップ は、コミュニティーマネージャーのアクセス権を持つユーザーが投稿またはツイートをプロモーションする際に、各スポンサー記事に対して選択した値以上を割り当てられないようにします。
- 注記:上記のメッセージキャップに加えて、メッセージブースターの「規則の管理」セクションで設定した規則ごとに特定のキャップを設定することもできます。
- 注記:上記のメッセージキャップに加えて、メッセージブースターの「規則の管理」セクションで設定した規則ごとに特定のキャップを設定することもできます。
- 月ごとのキャップは、現在の月におけるすべての潜在的コスト(まだ終了日に達していない、予算を割り当てられた投稿)および実際のコスト(これまでに使用した予算)を解析し、新規の投稿プロモーションが許容されるかを判断します。
- 例:月のキャップが1,000&euroで、これまでに使用した予算が500€現在実施中の投稿に割り当てている予算が400&euroの場合、新規のスポンサー記事に100&euroより多い金額を割り当てることはできません。
- 例:月のキャップが1,000&euroで、これまでに使用した予算が500€現在実施中の投稿に割り当てている予算が400&euroの場合、新規のスポンサー記事に100&euroより多い金額を割り当てることはできません。
- 全体のキャップは上記の原則に従いますが、使用された値は広告アカウントレベルで解析されます(対象アカウントのライフタイムコスト)。
- 制限は、ユーザーアクセス権作成フォームからアクティブ化します(「ユーザーアクセス権の作成」を参照してください)。
- 入札単価のデフォルト値を使用すると、メッセージブースターキャンペーンの入札単価の値を設定できます。
- 注記:入札単価のデフォルト値がメディアプランのパラメータで定義されていない場合、デフォルトの値はお客様のアカウントの通貨で10になります。
- 注記:すべてのメッセージブースターキャンペーンは、(目標に応じて)広告を以下のオプションに向けて最適化する際にoCMP入札を使用します: クリック数、リーチ、コメント、投稿へのいいね!、動画再生数、写真表示数、リンククリック数、すべてのアクション。
「管理者」としてログインし、上部の「構成」>「ユーザー」メニューにアクセスします。
役割のリスト(ドロップダウンメニュー)から「コミュニティーマネージャー」を選択すると、下部に制限が表示されます。
- オーディエンス作成者を非表示:オーディエンスの事前作成が管理者のみによるかどうかを切り替えます(代理店の役割、外部向けのコミュニティマネージャー)。
- 規則の管理を非表示:自動規則の使用が、計画されていないかどうか/管理者のみの責任とみなされる(推奨)かどうか/インターフェイスで該当するオプションを無効にすることにより複雑度を排除するためかを切り替えます。
- 入札Gestionを非表示:入札管理が管理者のみに行われるかどうかまたは特定のメトリックでの正確な入札の最適化が不要かどうかを切り替えます。
注記:メッセージブースターとコミュニティーマネージャーの役割を併用しているユーザーにのみ制限が適用されます。 管理者は無効化されたすべての機能に引き続きアクセスできます。
有効化
広告主/メディアプランが作成されると、予算キャップが適用され、役割が定義され、制限が有効になり、メッセージブースターがメディアプランレベルで有効化できるようになります。
左側のパネルで「メッセージブースター」をクリックし、次に「有効化」をクリックします。
インターフェイスと機能
- A)ページセレクタ
- B)ページメトリック
- C)オーディエンス/規則/表示のオプション
- D)投稿/ツイートの作成
- E)投稿/ツイートのリスト
- F)「ブースト」ボタン
A)ページセレクタ
「ページセレクタ」ドロップダウンメニューを使用すると、メディアプランの作成中に使用された広告主アカウントとリンクされたどのページでも選択できます。
これにより、同一のインターフェイスから複数のFacebookページまたはTwitterアカウントに対して作業ができます。
B)ページメトリック
このセクションでは、選択したページ/アカウントに対する以下の重要なインサイトを得ることができます。
- リーチおよびコストのタイムラインを示す線グラフ
- 広告アカウントの合計メディア費用
- ファン/フォロワーの数
- 投稿/ツイートに対する平均エンゲージメント率
C)オーディエンス/規則/表示のオプション
このセクションでは規則、閲覧者、ディスプレイオプションを作成および管理できます。
- メッセージブースターのアクセスが有効化されると、クリックできるボタンは「オーディエンスマネージャー」のみになります(コンテンツのブーストには既存のターゲティング閲覧者が最低ひとり必要となるため)。これにより、コンテンツをプロモーションするために使用できるターゲティング閲覧者を作成できます。「オーディエンスマネージャー」セクションを参照してください。
- 「規則の管理」メニューを使用すると、ページまたはアカウント全体に適用できる自動ブースト規則を作成できます。必要に応じて同時にいくつでも規則を適用できます(互いに競合しない限り)。「規則の管理」セクションを参照してください。
- 本質的に、「ディスプレイオプション」は特定の条件に基づいてメインフィードで投稿/ツイートの非表示と表示を切り替えられる機能です。
=未公開投稿を非表示は、公開済みのコンテンツのみを表示します(デフォルトでオンになっており、暗色表示の投稿またはつぶやきを表示するにはこのオプションをオフにする必要があります)。
=ブーストされた投稿のみ表示は、投稿/ツイートのフィードをプロモートコンテンツのみに削減します(実施中のキャンペーンをすばやく確認するのに役立ちます)。
=+50のいいね!投稿のみ表示(Facebookのみ)を使用すると、いいね!が50を超える投稿のみを表示でき、重要なオーガニックエンゲージメントがあるコンテンツのみが表示されます。
D)投稿/ツイートの作成
メッセージブースターのインターフェイスから直接コンテンツを作成できます。
Facebookでは以下のタイプの(公開済みまたは未公開の)投稿を作成できます。
- リンクページ投稿(トラフィック/ディレクトレスポンス)
- 画像投稿(ブランディング)
- 動画投稿(ブランディング)
- クーポン投稿(エンゲージメント)
- 複数商品投稿(トラフィック/ディレクトレスポンス)
Twitterでは、通常の公開済みモードまたは未公開(ダークツイート)で、(画像あり、またはなしの)プロモートツイートを作成できます。
E)投稿/ツイートのリスト
対象のページにあるすべての投稿/ツイートを含むフィードです。最新の項目が最初に表示されます。
デフォルトでは最新項目のみが表示されますが、フィードの下部にある「次のメッセージ20件取り込む」ボタンをクリックすると、さらに投稿/ツイート(20件ずつ)を読み込むことができます。
リストの各項目が、デフォルトで以下の重要な基本データとメトリックを表示します。
- 日付および時間
- コンテンツのプレビュー(広告コピーおよび画像)
- インプレッション
- Facebook:クリック数、コメント数、いいね!数、シェア数
- Twitter:お気に入り追加数、リツイート数、フォロワー数、クリック数
「詳細」をクリックすると以下の追加情報を記載したタブが展開されます(Facebookのみ)。
- リーチ(オーガニックおよび有料)
- エンゲージしたユーザーおよびエンゲージメント率
- ネガティブなフィードバック
- 使用した予算および予算残額(キャンペーンがアクティブな場合)
- 投稿を削除する機能(ゴミ箱アイコン)
FacebookおよびTwitterの両方に対して、すべての投稿/ツイートデータをExcel CSVファイルにエクスポートできるエクスポートアイコン(矢印アイコン)があります。
F)「ブースト」ボタン
ブーストボタンを使用して、コンテンツを任意にプロモーションできます。プロモーションする投稿またはツイートを選択し、「ブースト」をクリックするだけです。
メインのインターフェイスでは、予算などの重要な条件を定義し、1つまたは複数の閲覧者を選択し、入札単価最適化メトリックを選択できます。
FacebookとTwitterの両方で拡散モード(「標準」または「集中化」)が選択できます。
これらの標準の条件に加えて、さまざまな目標に合わせて3つのキャンペーンタイプのオプションから選択することができます。
1)常時有効キャンペーン
これは最も標準的なキャンペーンタイプです。キャンペーンは定義した開始日および時間(即時または後日)から終了日まで実施されます。
期間が十分に長く(最低45分以上)、閲覧者のリーチが十分な場合(最低でも10,000以上を推奨)、Facebook/Twitterのアルゴリズムは定義した予算を選択した期間内に使用しようとします。
2)予定されたキャンペーン
例えば特定のメディアプランニングに合わせて、期間内で時間または日ごとにトリガーを定義します。選択した拡散期間に合わせて、コンテンツは必要な回数だけ配信または一時停止されます。
- X軸 = 該当日の24時間(1ブロック = 1時間)。注記: マウスを複数のブロックの上にドラッグして、1度により長い期間を選択することもできます。
- Y軸 = 日(現在の月および翌月の日付のみが表示されます)
3) TV同期キャンペーン
TV同期キャンペーンはSocialMoov独自のMediAmplifyテクノロジーに基づいています。
対象の市場で一連のTVチャンネル*を解析し、自動的にそれらのチャンネルが対象国で現在放送しているTVコマーシャルのリストを提供します。
*現在はFacebookのキャンペーンに対して、フランスでのみ利用可能です。 より多くのチャンネルとTwitterサポートはまもなく利用可能になる予定です。
TV同期キャンペーンを計画するには、以下の手順に従ってください。
- 検索バーに関連するキーワードを入力し、必要なTVコマーシャルをすべて検索します。
- 各コマーシャルのピンクの「プラス」アイコンをクリックして、必要なコマーシャルをすべて選択します。注記: 各コマーシャルはプレビューでき、過去7日間でそのコマーシャルが何回放送されたかを示すメッセージが表示されます。
- 開始日および終了日を定義します(TV同期キャンペーンのオプション – 拡散には影響しないため、この段階では定義しないことを推奨します)。
- キャンペーンの配信時間を選択します。Facebookに対する注記: 拡散に十分な時間を確保するために、配信時間を45分以上に定義することが必須です。
- 必要な場合に限り、特定のチャンネルに焦点を当てるためにチャンネルを選択します。
最後の手順ではトリガーごとの予算を定義します。
重要:トリガーごとの予算は、事前に「ブースト」のポップイン上部で定義した全体の予算に関連付けて計算する必要があります。
生成するトリガーの数はトリガーごとの予算と全体の予算の差に応じて計算されます。
例えば、全体の予算が2,000€で、トリガーごとの予算を200€に定義した場合、2,000/200 = 10トリガーが生成されます。
例えば1週間すべてを網羅するために、すべてのトリガーに対して拡散期間全体を定義することはできないことに留意することが非常に重要です。
そうではなく、拡散期間は選択したTVコマーシャルが放送された回数と予算内で生成できるトリガーの数との比較によって決定されます
(つまり、選択したTVコマーシャルが1日7回放送されており、14のトリガーが定義されている場合、投稿は2日間プロモーションされます)。