2015年4月のGoogle改良版URLのリリースに伴い、Googleの新機能をサポートするためURLビルダーが更新されました。
Googleについては、URLビルダーで定義した設定がGoogleオブジェクトのトラッキングテンプレートとカスタムパラメータへの移入に使用されます。これらは改良版URLの構築要素となります。
その他すべてのパブリッシャーについては、これまでどおりURLビルダーはリンク先URLの構築に使用されます。
改良版URLへの移行期間中は、最終ページURLを使用する移行済みのオブジェクトに対して新しいURLビルダーが適用されます。リンク先URLを使用する未移行のGoogleオブジェクトについては引き続き、レガシーのURLビルダー設定が適用されます。
次の手順では、Googleアカウントとその他のパブリッシャーの両方について新しいURLビルダーの設定方法を説明します。
Googleの場合、次の手順を実行します。
パブリッシャーを選択した後、ドロップダウンボックスからテンプレートの種類を選択します。各パブリッシャーのデフォルトテンプレートは「Account」です。
新しいテンプレートを追加するには、「アクション」>「新しいテンプレート」をクリックし、作成するテンプレートの種類を選択します。
アカウントテンプレート:PCAトラッキングテンプレートを定義します。すべてのPCAに適用されます。
キャンペーンテンプレート:キャンペーントラッキングテンプレートを定義します。すべてのキャンペーンに適用されます。
グループテンプレート:グループトラッキングテンプレートを定義します。すべての広告グループに適用されます。
キーワードテンプレート:キーワードトラッキングテンプレートを定義します。すべてのキーワードに適用されます。
クリエイティブテンプレート:クリエイティブトラッキングテンプレートを定義します。すべてのクリエイティブに適用されます。
プレースメントテンプレート:プレースメントトラッキングテンプレートを定義します。すべてのプレースメントに適用されます。
商品ターゲットテンプレート:商品ターゲットトラッキングテンプレートを定義します。すべての商品ターゲットに適用されます。
サイトリンクテンプレート:サイトリンクトラッキングテンプレートを定義します。すべてのサイトリンクに適用されます。
その他すべてのパブリッシャーについては、次を実行します。
ドロップダウンボックスから、テンプレートの種類を選択します。
アカウント:サイトリンクおよび商品ターゲットを除くアカウントオブジェクト用のURLビルダーを定義します。
商品ターゲット:商品ターゲット用のURLビルダーを定義します。
サイトリンク(Bingのみ):サイトリンク用のURLビルダーを定義します。
「リダイレクト」のデフォルト値は「オフ」です。リダイレクトを使用しない場合は、次の手順に進みます。
リダイレクトを使用する場合は、「編集」(鉛筆のアイコン)をクリックして、「リダイレクト」ダイアログボックスを開きます。
使用するリダイレクトを「シングル」または「ダブル」から選択します(Google以外のパブリッシャーの場合、選択肢は「On」のみです)。
リダイレクトURLのプロトコルを選択します(http:またはhttps:)。
使用するリダイレクトURLを入力します(tracker.marinsm.com/rd?など)。注記:パラメータおよび値を直接リダイレクトURLに追記することもできます。 例:tracker.marinsm.com/rd?cid=1teb318&pcrid={creative}
(オプション):リンク先ページURLの値(lp=)を格納したConnectorパラメータを入力します(Googleのみ適用)。「コネクタ」を使用して、プラットフォームに自動的にURLに接続させることができます。選択しなかった場合は、コネクタをURLフィールドに含める必要があります。例:tracker.marinsm.com/rd?cid=1teb318&pcrid={creative}&lp=
「リンク先ページ」行の「編集」(鉛筆のアイコン)をクリックし、リンク先ページURLのエンコードレベルを選択します。(Googleのみ適用)。
「URLスキーマ」フィールドは、リダイレクトURLの構築要素(リダイレクトURL、コネクタ、およびリンク先ページURL)がどのように組み立てられるかを示します。カスタムパラメータを作成し、これらの各セクションにパラメータを追加できます。
Googleの場合:
カスタムパラメータでは、URLに追記するテキスト(通常、キー/値のペア)を指定できます。
URLビルダーはプラットフォームに保存されるカスタムパラメータとGoogleに保存されるカスタムパラメータの両方をサポートしています。プラットフォームに保存されたカスタムパラメータは作成された順番でURLに追記され、テンプレート間で再利用することも可能です。Googleに保存されるカスタムパラメータはGoogleのトラッキングテンプレートで参照できます。
新しいカスタムパラメータを追加するには:
「新規」ボタンをクリックし、「カスタムパラメータ」ダイアログを開きます。
ドロップダウンボックスでカスタムパラメータの場所を選択します。
Googleのカスタムパラメータは、選択されたオブジェクトと同じ場所に保存されます。
1つのオブジェクトタイプに最大3つのカスタムパラメータを指定できます。
カスタムパラメータの名前を入力します。
カスタムパラメータの値を入力します。
「トラッキングID」、「値の追跡」、「Marinマクロ」については、ドロップダウンショートカットメニューを使用して「値」フィールドに値を入力できます。
「トラッキングID」 = ユーザーが「トラッキングID」タブで設定したトラッキングID
「値の追跡」 = パブリッシャー固有の動的挿入パラメータ
「Marinマクロ」 = Marin固有の動的挿入パラメータ
終了文字を選択します。
「リダイレクト関連項目」を選択します。
「保存」をクリックして、カスタムパラメータを保存します。
その他すべてのパブリッシャー:
Google以外のパブリッシャーでは、1つのプラットフォームカスタムパラメータのみサポートされます。1つのカスタムパラメータに格納されたテキストとパラメータが、アップロードされるURLに追記され、パブリッシャーに送信されるリンク先URLが構築されます。これはレガシーURLビルダーの「必須パラメータ」セクションと同じ動作です。
Googleの場合、「プレビューURL」セクションにURLテンプレートの構造が表示されるほか、指定されたオブジェクトに対してGoogleに送信されるトラッキングテンプレートのプレビューが表示されます。テンプレートに含めるように設定したカスタムパラメータは、「カスタムパラメータ」グリッドでクリックしてドラッグすることで並べ替えることができます。これにより、「構造」と「テンプレートのプレビュー」内の表示順序が変わります。
「構造」フィールドには、URLの組み立て方法を表す構築要素が表示されます。「構造」にはURL構築要素、カスタムパラメータ構築要素およびコネクタが表示されます。
「テンプレートのプレビュー」ではGoogleに送信されるトラッキングテンプレートのプレビューが表示されます。
注記:「テンプレートのプレビュー」に「Marinマクロ([...])」は表示されません。Marinマクロは特定のオブジェクトに対してトラッキングテンプレートまたはカスタムパラメータが送信されたときに表示されます。
プラットフォームでオブジェクトの一括追加や一括編集を行う際、新しいオブジェクトに適切なURL構成が適用されるようURLビルダーが適用されます。
Google:
オブジェクトの一括作成/編集を行うとき、URLビルダーによってそのオブジェクトにトラッキングテンプレートまたはカスタムパラメータが定義されているかどうかをアプリケーションがチェックします。
オブジェクトにトラッキングテンプレートが定義されている場合、新しいオブジェクトにURLビルダーのトラッキングテンプレートが適用されます。
URLビルダートラッキングテンプレートは、アップロードされているトラッキングテンプレートをオーバーライドします。
オブジェクトにカスタムパラメータが定義されている場合、次のロジックに基づいてカスタムパラメータが適用されます。
URLビルダーのカスタムパラメータ + アップロードされているカスタムパラメータの数が3以下の場合、URLビルダーのカスタムパラメータとアップロードされているカスタムパラメータのすべてがオブジェクトに対して作成されます。
URLビルダーのカスタムパラメータ + アップロードされているカスタムパラメータの数が3を上回る場合、まずURLビルダーのカスタムパラメータがすべて適用されます。適用されたURLビルダーのカスタムパラメータの数が3未満の場合、カスタムパラメータの上限3に到達するまで、アップロードされているカスタムパラメータが1つずつ適用されます。
その他すべてのパブリッシャー:
リンク先URLが含まれているトラッキング可能オブジェクト(キーワードやクリエイティブ)については、URLビルダーがリダイレクトの設定と必須パラメータを適用してリンク先URLを構築します。
構築されたリンク先URLはオブジェクトとともに保存されパブリッシャーに送信されます。これはレガシーバージョンのURLビルダーと同じ動作です。
Google:
今すぐURLを構築の機能については、当初はGoogleではサポートされません。
その他すべてのパブリッシャー
URLを構築するパブリッシャーを選択できます。選択したパブリッシャーについてリンク先URLが作成され、リンク先URLの変更がパブリッシャーに送信されます。
Googleの場合:
自動修正の機能については、当初はGoogleではサポートされません。